老眼の原因・水晶体の硬化ってどういうものなの?

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水晶体の硬化とはどういうものなのですか?

年を取ってしまうと、いくら頑張っても近くのものが見えにくくなってしまいます。これを一般的に「老眼」といいますが、この老眼の原因のひとつとなっているのが水晶体の硬化です。
人間の水晶体には弾力があり、水晶体の周囲にある毛様体筋の働きによって厚くなったり薄くなったりします。毛様体筋が水晶体を押せば分厚くなり、引っ張れば薄くなるのです。厚くなれば近くのものが見えやすくなりますし、薄くなれば遠くのものが見えやすくなります。カメラでいうところの「ピントを合わせる」作業が行われていると考えると分かりやすいかもしれません。
ところが、水晶体が硬化してしまうと、毛様体筋がいくら頑張っても水晶体が厚くなりにくくなってしまいます。柔らかいものを両側から押さえれば厚みが増しますが、硬いものをいくら押しても全くといっていいほど変わりませんよね。同じことが目の中に起きているのです。こうなると近くのものが見えにくくなり、老眼になってしまうのです。

どうして水晶体が硬化してしまうのですか?

水晶体が硬化する原因は、基本的に老化です。
若いころの水晶体に弾力があるのは、新陳代謝が活発なのに加えて、古くなった細胞が水晶体にたまっていないからです。例えば皮膚の場合、体の奥側から新しい細胞ができていき、古くなった細胞は垢になって剥がれてしまいます。しかし、水晶体の場合は新しい細胞は目の外側からできるので、古い細胞は奥に入ってしまいます。このため、水晶体の奥側には古い細胞が集まり、加齢とともに徐々に大きくなっていく仕組みになっているのです。
こうして古い細胞が蓄積されたうえに、加齢によって新陳代謝が衰えると、水晶体全体に栄養分が届きにくくなってしまいます。こうなると、水晶体のタンパク質が酸化して硬くなってしまうのです。この効果が徐々に進んでいき、気が付くと老眼になっているのです。
ちなみに、この水晶体のタンパク質の酸化は、紫外線を浴びることや、喫煙、ストレス、不規則な生活などでも起こるとされています。

水晶体を硬化させないためにはどうすればいいの?

人間は年を取る生き物ですから、いつかは老眼になってしまうと考えていいでしょう。ただ、老眼にならない方法がないからといって、何もできないわけではありません。老眼になるのを遅らせる「目のアンチエイジング」の方法はあるのです。
まず、水晶体の硬化は紫外線が影響しているとされています。水晶体には網膜に有害な紫外線を吸収する働きがあるのですが、紫外線を浴びすぎると水晶体のタンパク質が酸化して硬くなってしまうのです。つまり、目を紫外線から守ることで老眼になるのを遅くする「アンチエイジング」ができるのです。
また、最近話題の「夕方老眼」「週末老眼」も目の老化を進めてしまいます。夕方老眼の原因はスマホやパソコン、マスカラやアイラインといった化粧品の使用によるドライアイです。スマホで遊びすぎず、マスカラなどは控え、パソコンで仕事をするときには定期的に目をつむってドライアイを防ぐことも、アンチエイジングになるのです。
老眼になってしまったら治せません。少しでも目を大切にしたいなら、アンチエイジングを心がけましょう。

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