毛様体筋が衰えてしまっても老眼になってしまいます

Extraocular-muscle

毛様体筋が衰えるってどういうことなのでしょう?

加齢などが原因で近くの物がみえにくくなってしまう老眼の原因は、大きく分けて2つあります。ひとつはピントを合わせる役割のある水晶体が硬化して厚さが変化しにくくなってしまうこと、もうひとつは毛様体筋の衰えによって水晶体の厚さを変えにくくなってしまうことです。
水晶体は本来、弾力に富んでいます。このため、毛様体筋が緊張して水晶体の両側から押す力が加えられると水晶体は厚くなり、毛様体筋が弛緩して押す力が弱くなると水晶体は薄くなるのです。水晶体が厚くなれば比較的距離の近いところにピントが合い、水晶体が薄くなれば遠距離にピントが合う仕組みになっているのです。
ところが、毛様体筋が衰えてしまうと、いくら水晶体に弾力があっても厚さが変化しにくくなってしまいます。毛様体筋の衰えによって水晶体を押す力が弱くなり、精いっぱい緊張しても以前ほどの力が加えられなくなってしまっているため、水晶体が厚くなりにくくなってしまうのです。この結果、近いところにピントが合わせにくくなってしまい、老眼になるのです。

毛様体筋ってなぜ衰えてしまうのでしょう?

人間は加齢による衰えによって筋力が落ちていきます。これと同じことが毛様体筋にも起きているのです。となると、毛様体筋の衰えを防ぐのは無理なんじゃないかと思うかもしれませんが、必要以上に衰えさせない方法はあるのです。
例えばスマホやパソコンの画面を見ているときは、常に近距離を見ている状態になるため、毛様体筋が緊張しっぱなしになっています。これが良くないのです。
例えば懸垂や腕立て伏せを繰り返していると、腕の筋肉が疲れてうまく動かなくなってしまいます。これと同じことが毛様体筋にも起きているのです。スマホやパソコンの影響で、最近では若い世代でも夕方になると目の調子が悪くなる「夕方老眼」や、疲れの蓄積する週末に目の調子が悪くなる「週末老眼」になったりしますが、これらは毛様体筋がずっと緊張状態になっていることが原因なのです。
こうしたことを繰り返しているうちに、毛様体筋はすっかりくたびれてしまい、衰えてしまうというわけです。つまり、スマホやパソコンが毛様体筋の衰えを加速させているのです。

毛様体筋を衰えさせないためにはどうすればいいの?

上にも書いたように、毛様体筋の衰えを加速させる原因はスマホとパソコンですから、この2つを使用する時間を減らせば毛様体筋の衰えを防ぐことができるのです。
例えばスマホ中毒のあなたなら、節約を兼ねてスマホの使用時間を減らしてみる。これだけで目への負担はかなり抑えられます。仕事上、パソコンをずっと使っていなければならない人なら、必ず途中に休憩時間を入れましょう。毛様体筋が緊張していない時間をつくるのです。
毛様体筋をほぐす方法もあります。30センチ先の指に焦点を合わせたあと、遠くを見る。これを30セットほど繰り返すのを1日に4回ほどやれば、毛様体筋をほぐすことができます。
さらに、毛様体筋を鍛えるためのトレーニングをすれば、さらに衰えを防ぐことができるのです。具体的には、まず力を入れて目をぎゅっとつぶります。そして、目をパッと開けたあと、顔を固定した状態で目を1周ぐるっと回します。これを1~2分ほど行うことで毛様体筋が鍛えられるのです。
人間は年を取る生き物ですから、老化は避けられません。とはいえ、老化を遅らせることはできるのです。いつまでも若い目であるために、まずスマホ断ちから始めてみませんか。

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