虹彩の動きが鈍化するとどういうことになるの?

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虹彩の動きが鈍化するってどういうことなのでしょうか?

人間の瞳は、明るいところでは小さくなり、暗いところでは大きくなります。これは目の「虹彩」と呼ばれる部分が動いて、瞳を大きくしたり小さくしたりするのです。明るいところでは虹彩を動かす筋肉「虹彩筋」が伸びることで瞳を小さくし、光が入る量を抑えているのです。逆に暗いところでは虹彩筋が縮んで瞳を大きくし、少しでも多くの光を取り入れようとするのです。カメラでいうところの「絞り」の役割を担っているのが、虹彩だといっていいでしょう。
問題は虹彩筋がしっかり働いてくれるうちはいいのですが、虹彩筋が衰えてしまうと、虹彩の動きが鈍化してしまうことです。虹彩の動きが鈍化すると、絞りが素早く動いてくれなくなるわけですから、暗いところでは目に十分な光が入ってこないのでよく見えませんし、明るいところでは必要以上の光が目に入ってしまうのでまぶしくて仕方がありません。虹彩の動きが鈍化することで、物が見えにくくなってしまうのです。

虹彩の動きが鈍化してしまう原因は何ですか?

虹彩の動きが鈍化する原因で、まず考えられるのは老化による虹彩筋の衰えです。若いころはシャキシャキ動いていた体も、年を取るとなかなか思うように動いてくれなくなりますが、これは老化によって全身の筋力が衰えていることなどによるものです。同じことが虹彩筋にも起きているといっていいでしょう。
実際、虹彩の衰えは老眼の症状のひとつでもあります。老眼というと毛様体筋の衰えによって水晶体の厚さが変化しにくくなることばかりに目が行きがちですが、見えにくくなっているのは虹彩の動きの鈍化も関係しているのです。
ただ、最近はスマホやパソコンなどから強い光を常に浴びることが多くなってきています。これも虹彩の動きを鈍化させる原因になっています。
スマホやパソコンから強い光を受け続けていると、虹彩筋は常に伸びた状態になっています。これが長時間続くと虹彩筋は疲れてしまい、動きが鈍化してしまうのです。若い人に起きる「夕方老眼」「週末老眼」の原因はこれで、こうしたことを続けていると虹彩筋が疲労しきってしまい、老眼になるのを早めてしまうのです。

虹彩の動きの鈍化ために気を付けるべきこととは?

上にも書きましたが、虹彩筋が衰えてしまう原因はスマホやパソコンです。特にスマホ中毒なんじゃないかと思えるくらい、ずっとスマホを弄っているような人は要注意です。はっきり申し上げて、そのままでは老眼一直線です。必要もないのにスマホを弄るのはやめてしまうか、それができないのなら少しずつでもスマホを触る時間を減らしていくべきです。
とはいえ、仕事で長時間、パソコンを使い続けなければならない人に「パソコンを使うな」というのは酷です。そういう人は、少しの時間でもいいのでこまめにインターバルを入れて、目を休めるようにすれば虹彩筋への負担を減らすことができます。
また、虹彩筋が衰えてしまっても、鍛えることで症状を改善させることは可能です。このトレーニングは比較的簡単で、目を閉じた状態で電気スタンドや蛍光灯の方を向き、5秒ごとに手で覆ったり外したりします。これを10回ほど繰り返すことで、虹彩筋が徐々に鍛えられていくのです。すでに虹彩筋が衰えていると思っている人も、そうでない人も、1度試してみるのもいいかもしれませんね。

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